資産分散をしてリスクに備えよう
資産運用において、基本になるのが『分散投資』と言う考え方です。
分散投資とは、1つの投資商品に集中して投資をするのではなく、様々な投資商品に分散させる事でリスクを抑えて行く投資方法です。
と言う投資の世界では有名な格言があるのをご存知でしょうか?
1つの籠に全ての卵を盛った場合、万が一その籠を落としてしまうと悲惨な事になるのは誰の目に見てもわかる事です。
そのようなリスクを避ける為に、必要なのが複数の籠に分けて、万が一1つの籠を落としても他の籠が残っていれば他の卵は破れずに済みます。
これは、投資においても同じ事が言えます。
資産を分散させる事により、万が一1つの投資商品がダメになったとしても他の商品が残っていれば資産が無くなる事はありません。
特にこの考え方は、投資初心者ほど念頭に置いてくべき考え方になりますので覚えておきましょう!
株式・債券・不動産に上手く分散投資をしよう
では一体どんな商品に分散投資をするべきなのでしょうか?
結論から言うと、
- 株式
- 債券
- 不動産
3つにできるだけバランスよく投資をしていくのが望ましいとされています。
これらのポートフォリオは、
アメリカの経済学者ハリー・マーコウィッツ氏が提唱した物でモダンポートフォリオ理論と呼ばれています。
ちなみに彼は、この件においてノーベル経済学賞を受賞した事で、とても有名な方です。
『資産三分割法』
と呼ばれています。
これは非常に大切な考え方で、この3つの資産はそれぞれ違う特徴を持った資産なので景気の良し悪しに関わらず資産が安定しやすいと言う特徴があります。
特に最近は世界経済で株価が好調だった為、資産の100%を株式1択にしている人も多いですが、リーマンショックや世界恐慌がきた時に、資産を投げ売りせずにひたすらホールドできる人がどれくらいいるでしょうか?
株式の特徴は、”ハイリスク・ハイリターン”です。
長期で見ると、株式投資は最もパフォーマンスが良い事が証明されていますが、短期になると話が変わります。
株式の世界では、リスク=危険ではなく、リスク=振れ幅と言う意味で捉えられています。
短期で見ると株式は最も値動きが激しい資産と言われています
それだけ値動きの激しい株式を初心者が耐えられるでしょうか?
たとえ初心者ではなくても大暴落した時に平常心で株式を保有し続ける事ができる人はほんの一握りの人くらいだと思います。
そこで、資産三分割法を採用する事がより重要になってきます。
資産運用において最も大切なのが経済不安や金融ショックが起こった時に耐えれるメンタルがあるかどうかが重要になってきます。
ストレスなく長期的に資産運用するには分散すると言う考え方は必要不可欠です。
その辺りを念頭において資産運用をするように心掛けていきましょう!
資産運用については過去記事にも書きました。参考になれば幸いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
過去のデータを元に資産運用する場合、確かに株式投資は長期になればなる程リスクは抑えられ、且リターンが安定する事もわかっています。
しかし、過去のデータが将来の運用実績を保障する物ではありません。
未来がわかっていれば、誰もが投資をしているはずです。
- 資産運用はギャンブルとは違いあなたの大切な資産を上手く運用して増やして行くのが目的です。
- 決してギャンブル的な考え方で取り組むべきものではありません。
- 資産運用は正しく行っていけば、将来高い確率で資産が増えていくもの。
それが私たちが生きている資本主義経済の本質であり、歴史が証明してき事実でもあります。
ただし、1日でも早くお金持ちになりリタイアしたいからと言って、株のデイトレードやFXで高いレバレッジをかけている人も多くいらっしょるのではないでしょうか?
それが悪いとは言いませんが、その方法で上手くいく人は天才と言われる一部の人だけです。
”急がば回れ”と言うことわざがあるように、早くリタイアしたいのであればできるだけ大きな失敗をしない事が大切です。
その為にも、伝統的な資産と言われている株式・債券・不動産に分散投資をして無理なく資産運用していく事が大切なのではないでしょうか?
今回のお話が少しでも役に立ったら幸いです。
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