投資を始めて間もない頃、投資信託とETFと言う似たような性質を持つこの2つの投資商品の違いを何となく理解したような感覚のまま投資を始めている人もいるのではないでしょうか?
この2つは中身がほとんど同じなので、どちらを購入すればいいのか分からない方と言う方も多いと思います。
投資信託とETFの違いとどちらがオススメか?
投資信託とETFの違いがイマイチわからないと言う方も多いと思いますので、ひとことで言うと。
つまり、証券取引所を通じて取引するのかしないのかの違いです。
ETFは“上場”投資信託のため、株式と同様に証券会社を通じて証券取引所に売買の注文をします。
一方、投資信託は上場していないため、証券会社や銀行などの金融機関の窓口で購入します。
結論から言うと、総合的にみて投資信託の方がおすすめします。
投資信託とETFの比較
ここでは、具体的に投資信託とETFの比較を表にしてみたいと思います。
今回は人気の楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)と、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)を比較していきます。
投資信託(楽天VTI) | 海外ETF(VTI) | |
取引通貨 | 円 | 米ドル(円決済も可) |
取引単位 | 100円以上1円単位 | 1口単位 |
管理費用 | 0.162% | 0.03% |
分配金・再投資 | ファンド内で再投資 | 受け取り |
つみたてNISAの対象有無 | ◯ | × |
一般NISAの対象の有無 | ○ | ○ |
ポイント1. 最低購入金額
ETFを購入する際は、株式投資と同様に取引単位が決められています。
なので通常は1万円~10万円程度と高額になるケースがほとんでです。
一方で投資信託は、販売会社によっては100円から購入できるところもあるため、少額から始めたい方には一般的な投資信託のほうが向いているかもしれません。
ポイント2. 管理費用
管理費用は、投資信託よりETFの方が安くなります。
同じETFの商品を購入する場合、投資信託は証券会社が間に入って販売しているので、コストが上乗せされてしまい管理費用が高くなってしまいます。
ポイント3. 分配金の再投資の有無
分配金の再投資は、長期投資のパフォーマンスに大きな差を生みます。
投資信託であればこの分配金を『受け取り』か『再投資』かを選ぶことができますが、ETFでは受け取ることしかできません。
しかも、ETFの場合は分配金を再投資したい場合は、手動でETFの買い付けを行う必要があります。
そして、最低購入金額まで分配金を貯めて、尚且つ売買手数料を払う必要まであり時間と手間がかかります。
ポイント4. NISAの対象の有無
年金2,000万円不足問題から資産運用を検討される方が増える中、税制優遇制度であるNISAは資産運用をする上で大きなアドバンテージになります。
NISAの対象商品は、手数料が低水準・頻繁に分配金が支払われないなど『長期・積立・分散投資』に適した投資信託とETFに限定されています。
2021年1月12日時点の対象商品は下記のとおりです。
インデックス投資信託:167本
アクティブ運用投資信託:19本
ETF:7本
つみたてNISAを考えている場合は、ETFより一般的な投資信託の方が選択肢が多くなります。

パフォーマンスの比較
ここでは、皆さんが気になる運用成績の比較をしていきたいと思います。
せっかく運用するなら総合的に見てパフォーマンスは気になるところですよね。
結論を言うと、投資信託の方がパフォーマンスがいい事がわかりました。
そう思った方も多いのではないでしょうか?
信託報酬や経費率はETFの方が安いので、その分がパフォーマンスを引き上げると私も思っていたのですが、蓋を開けてみたら経費率の高い投資信託に軍配が上がりました。
一体、なぜこのような事が起こったのでしょうか?
それは、配当金の再投資をする場合、ETFは買付単位が決まっているので配当再投資するのに時間のロスが出てしまう点が挙げられます。
また、ETFの場合は投資信託と違い、定期的に分配金がもらえます。
分配金をもらうと言う事は、そこに税金(約20%)がかかると言う事です。
信託報酬だけを見るとETFの方が安いのですが、分配金にかかる税金などを考えると投資信託の方がコストが安くなります。
資産運用において手数料は確認しておくべき大事な指標ですが、実は見えずらいコストもある事を覚えておく必要があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
資産運用をする場合、必ずと言っていい程耳にするのが『投資信託』と『ETF』です。
しかし、何となくで投資を始めている方も多いのではないでしょうか?
それぞれ特徴がありますのでしっかり把握した上で資産運用を始めていきましょう!
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個人的にはETFより投資信託がオススメです。
特に投資初心者なら尚更です。
投資信託は少額から始められますし、NISAやイデコに対応している商品が豊富な点が挙げられます。
今後の資産運用の参考にしていただけると幸いです


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