ビットコインの歴史
最近にわかに再注目されているビットコイン
聞いた事はあるけれど具体的にその中身がわからない方も多いのではないでしょうか?
現在、数千種類あると言われている暗号資産(仮想通貨)の中で最大の時価総額を誇り、基軸通貨となっているのがビットコインです。
ビットコインが誕生したのは2008年10月31日と言われておりまだまだ歴史の浅い発展途上の通貨です。
開発者は、ナカモト・サトシと言う匿名の人物で日本人名ですが日本人であるかすらわかっていません。
噂レベルでは数名の名前があがってはいますが、現在もその正体は不明のままです。
ビットコインの価格推移
まずは簡単にビットコインの歴史を振り返ってみましょう。
2008年10月31日 | ビットコイン誕生 当時は通貨としての価値がつかなかった 当時1BTC=0円 |
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2009年 | ビットコインのマイニングが初めて成功し、マイニングの際にかかる電気代が計算され法定通貨と同じ立場であると一部に認められる。 当時1BTC=約0.07円 |
2010年5月22日 | 現実世界で初めて通貨としての価値を持つ (ピザ2枚が1万BTCで取引される) 当時1BTC=約0.2円 |
2011年 | Mt. GOX社によってビットコイン取引が開始され価格が上昇 当時1BTC=約5円 |
2011年 | Mt.GOX社が日本のTibanne社に買収され価格が上昇 当時1BTC=約70円 |
2013年 | キプロス危機の影響でユーロなど法定通貨への不信感からビットコインに関心が向けられ、ビットコインに投資する人が激増 1BTC=約5,000円 |
2013年 | 日本でもビットコインがTVで特集されると、知名度が一気に上がり価格が急上昇する 1BTC=約12万円 |
2014年2月 | マウントゴックス事件発覚 仮想通貨取引所であるマウントゴックスが、ハッキング被害に合い75万BTCを奪われる。 ビットコインに対する不信感から大量の売りが入り価格が大暴落 1BTC=約1,8万円 |
2017年12月 | ビットコインが史上最高値となる2万ドルを突破する 1BTC=約235万円 |
2018年1月 | 仮想通貨取引所コインチェックがNEMのハッキング被害に遭い仮想通貨全体が大暴落 |
2018年以降 | コインチェックのハッキング被害以降の約2年間、暗号資産全体が低迷期に入る |
価格上昇率は驚異の3500万倍!!
ビットコイン(BTC)は、2009年に価格をつけて以来2017年の最高値235万円をつけるまで、約3500万倍の価値をつけています。
2009年当時ビットコインを手にしていた人はとんでもない金額を手にしていた事になります。
2017年当時はTVCMでビットコインが取り上げられ大きな話題となりましたね。
ただし、2018年1月26日に仮想通貨取引所のコインチェックがNEMのハッキング被害に遭い、仮想通貨全体が大暴落しました。
そこから価格の上下を繰り返しながら、
2020年11月29日現在1BTC=180万円辺りまで価格を戻してきています。
経済不安からビットコインに資金が流入している?
2020年11月現在、世界はコロナの影響により経済が不安定な状況が続いています。
そんな中、世界各国の中央銀行は量的緩和によりお金を市場に増やす事で経済を活性化させようとしています。
世界の投資家はお金の量が増える事によるインフレを警戒して資産の一部を株式やビットコインなどに移していると言われています。
インフレとは、物の価値が上がりお金の価値が下がる事を言います。
そして、お金持ちほどインフレを嫌う傾向があります。
それは、自身が保有しているお金の価値が下がるからです。
今後も経済不安が続くようだと資産保全の一部としてビットコインをはじめとする仮想通貨に資金が流れる可能性があります。
価格上昇の後押しに?!
電子決済大手のペイパルが仮想通貨支払いサービスを始める!
今後のビットコインの価格に大きな影響を与えそうなビックニュースが舞い込んで来ました。電子決済大手のペイパルは2020年10月に、
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、
ビットコインキャッシュ(BCH)の4種類の仮想通貨による支払いサービスを米国で開始する事を発表しました。
また、2021年には世界のペイパル加盟店2600万店舗以上で利用出来ることも同時に発表しています。
世界に3億人以上のユーザーがいると言われていますのでとても大きなインパクトがあります。
また、多くの人が今後ビットコインを利用する事で流動性が増し価格が安定しやすくなると言う一面もあります。
今までのビットコインは使用できる店舗も限られていた為、実用性と言うよりも、価値の保存という観点で価値を見いだして来ました。
なぜ、ビットコインには価値の保存という物が存在するのかと言うと、発行上限枚数が2100万枚と決められていてそれ以上増える事がないからです。
また、将来の供給量が抑制されるような仕組みになっているので需要が供給より増えると価値が上がっていきます。
ビットコインはよく金に例えられますが、それは金と同じように上限が決まっているからです。
ただし、ビットコインは非常に価格の乱高下が激しいので一部の投資家の中では価値が保存されていないと指摘する人たちもいます。
いずれにしても、今後ビットコイン価格から目が離せませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は最近再注目され始めたビットコインについて記事にしてみました。
現在、ビットコインは投資と言う観点よりも投機的な観点で購入する人が多いように思います。
投資初心者はビットコインの価格変動に耐えられなく大きな損失を招く可能性があります。
購入する場合は長期で気長に待つくらいがちょうどいいと思います。
一部の投資家の間では将来的に1BTC=1億円になる!
そのため、儲かりそうだからと言う理由で持っている資産の多くをビットコインに投じるのは危険です。
ストレスがかからず楽しめる程度に留めておくのがいいかと思います。
ビットコインを購入する場合は保有している資産の5%未満に留めておき、そのほかの資産は株式・債券・不動産を中心に分散しておくほうが賢明かと思います。
投資と投機を間違えないように自分自身の資産をしっかりと管理していきましょう!
今回のお話が少しでもためになったら幸いです。