宝くじで本当に夢は買えるのか?!
年末になると毎年のように宝くじ売り場に人が並んでいるのをみた事ないですか?
そして、多くの人が
「宝くじが当たったら良い車を買おう!」とか、
「宝くじが当たれば新築を買うのに、、、。」
といったような事を一度は聞いた事はないでしょうか?
しかし、宝くじが当たる確率とはどれくらいなのでしょうか?
そして、どれくらいの人が宝くじで得をしているのでしょうか?
今回は、宝くじは総合的にみて有りなのか?
について個人の見解を含めて記事にしていきたいと思います。
それでは早速解説をしていきたいと思います。

宝くじの当選確率とは?
結論から言うと、年末ジャンボ宝くじが当選する確率は、2,000万分の1と言われています。
つまり、0.000005%と言う限りなく0%に近い数字です。
自動車事故にあう確率は90分の1。
火事にあう確率は250分の1。
竜巻に遭遇する確率は6万分の1。
落雷に見舞われる確率は13万5000分の1。
サメに襲われる確率は800万分の1。
いかに宝くじに当たる確率が低いかがわかりますねw
それなのに、人はなぜ当たる確率の低い宝くじを買ってしまうのでしょうか?
答えは、購入している当の本人は、当選確率を実際の数字よりも高く見積もっているから購入しているのです。
人は物事を判断する時、常に合理的に判断している訳ではありません。
その時の感情で行動する事が多いのです。
①行動経済学で、人は同じ大きさの損得では、得をするよりも損をする方が、1.5倍〜2.5倍痛みを感じると言う事がわかっています。
②人は高い確率は低く感じ、低い確率は高く感じる傾向にある事もわかっています。
これを『プロスペクト理論』と言います。

宝くじの還元率
なぜ人は当たる確率の低い宝くじを購入するのかがお分かり頂けたと思います。
と思っている方も多いのではないでしょうか?
確かに、当選順位が下がるにつれて当選金は下がりますが、その反面、当選本数も増えていきますので当選金を手にいれる可能性は高くなるのは事実です。
ただし宝くじには、『当せん金付証票法』と言うのがある事をご存知でしょうか?
この法律により宝くじの還元率は50%未満に設定されています。
つまり、購入した宝くじの金額の半分以下しか還元されないように設定されているのです。
ちなみに、他の公営ギャンブルの還元率は以下の通りです。
オンラインカジノ…95%
パチンコ・パチスロ…85%
競馬…85%
競艇…75%
競輪…75%
オートレース…70%
いかに宝くじの還元率が低いのかがお分かりいただけるのではないでしょうか?
つまり、宝くじは買えば買うほど損をする仕組みと待っています。
一般論で言われている隕石に当たる確率が1300万分の1という事を考えても
宝くじに当たる確率がいかに天文学的な確率と言うのがわかりますね。
夢を買うのが悪いとは言いませんが、確率論で考えた時に高い確率で宝くじが損をする事がわかります。
もしも、将来に向けて堅実な資産運用を考えている人がいるならば、宝くじは選択肢から外した方がいいでしょう。

まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は宝くじについて数字を元に解説をしてみました。
生まれ持った資産家の家庭に生まれた人は別として、一般家庭に生まれて一から堅実な資産形成をする上で大切なのは、大きく当てる事ではなく、失敗をいかに減らしていくかが大切になってきます。
ついつい目の前の美味しい話に飛び付きたいのはわかりますが、そう言う話に大抵、リスクの高いものが多いのが特徴です。

着実に資産形成したい人はやはり王道の投資である、株式・債券・不動産に分散投資をしていくのがオススメです。


今回のお話が少しでも役に立ったら幸いです。
今後も生活に役立つ情報を発信していきますので楽しみにしてて下さいね。
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